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マネジメントスキルは錬金術

マネジメントスキルは錬金術

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自分の価値や相手の価値を評価出来るようになり、それぞれが持つ能力まで分かるようになると、あなたは単なる「一人の労働者」としてではなく、周囲の人を巻き込んで仕事を進められるようになります。そしてこのようなチームプレイは圧倒的な業務処理能力と、その先に大きな成果を会社にもたらすことになります。

企業はこのような従業員を手放したくはありませんから、あなたにより優れた待遇や労働環境を提示するでしょう。つまり、会社は「昇進」という形であなたに新しい役割を委ねて、より大きな結果を出してもらおうとするのです。昇進というと「責任ばかりが増えて、今までのように気楽には働けない」と考える人もいます。しかし、転職を繰り返してきたあなたに昇進の話が来たら、もっと強気な考えでやってみましょう。

あなたが「一人の従業員」という扱いから、何人かの従業員のうえに立って仕事を進める立場となった場合、あなたには「管理者」としての能力が要求されることになります。会社によって管理者の定義は色々ですが、一人でもあなたの下に従業員がつくのであれば、役職が「リーダー」や「班長」などと呼び名が変わっても「管理者」には変わりありません。

会社が要求する管理者としての能力とは「管理能力 = マネジメントスキル」です。ここではマネジメントスキルについて、説明して行きます。

管理職とは「楽することを考える」達人である

あなたは「時間」と「能力」を「労働」という形で会社に提供して、会社から「給料」と「労働環境」を提供されています。「職場での立場が上がる」ということは、会社から提供される「給料」と「労働環境」が増えることを意味しています。「労働環境が増える」というのは、仕事の重要な場面を判断出来る「職務権限」と、予算や経費の使い道を決められる「裁量権」などが会社から与えられる、ということです。

こうした権限に応じて、あなたには責任が増える訳です。そして会社があなたに期待しているのは、「より大きな仕事の成果」ということになります。では、昇進したあなたは給料が増えた分だけ、頑張って働けば良いのでしょうか? ということは、昇進した分だけ多くの仕事をこなし、昇進した分だけの成果を出さなければならないのでしょうか?

あなたが今までと同じような仕事をして、同じような成果を出すだけであれば、会社はあなたを昇進させる必要などありません。成果によって従業員のボーナスに差をつけたり、成果報酬という形で給料に加算すれば良いのです。会社が毎月支払う給料を増額してまであなたに期待している成果は、あなたがこれまでのやり方で仕事をこなしても達成出来るものではありません。

管理者であるあなたは、これまでとは比較にならない成果を出さなければなりません。そのために、徹底して行わなければならないのは「楽することを考える」ことでしょう。とは言っても「机でふんぞり返って、従業員をアゴで使え」というものではありません。あなたには会社から提供された「より大きな労働環境」と共に「責任」を背負っています。その責任は、あなたの下についた従業員の仕事にも及ぶはずです。ですから、「楽することを考える」のであれば、あなたのチーム全体が楽を出来なければなりません。

「チームが楽をする」ということが、あなたに対して会社が期待している「より大きな仕事の成果」につながるのです。その楽をする考え方を徹底することで、チームのメンバーが会社に提供している「時間」と「能力」が効率良く成果になるようにして行きましょう。そうすれば会社はチームのメンバーの昇給を考えるかもしれませんし、チームが使える経費や予算枠を増やすかもしれません。従業員は今までと同じ「時間」と「能力」を提供していながら、より多く稼げるかもしれませんし、より仕事の成果が出しやすくなる労働環境を手に入れるかもしれません。

このように考えると、数名のチームを動かす管理者は「小さな事業所の経営者」という立場かもしれません。効率良く売上を増やして利益を出し、使える予算も増えれば、チームのメンバーはより効率良く成果を出して行きます。あなたはその仕組みを考えなければならず、その仕組みがうまく行くことで従業員は「楽が出来る」のです。

・自分の能力を理解し
・相手の能力を理解し
・お互い信頼関係を築き
・より大きな成果を出して行く

転職を重ねてきたあなたがこれらを意識すると、案外手が届かないと思われていた景色が見えてきます。これらは管理職に必須の行動であって、こうした行動で成果が出せるようになれば、もはやあなたは「代わりになる人がいない」存在となるのです。そしてあなたは何処へ行っても、その能力を発揮して大きな成果を出すことが出来るでしょう。
管理職としてのマネジメントスキルから職場を眺めると、あなたがこれまで行ってきた仕事とは全く違う世界が見えてくるのです。

責任ばかり増して人のうえに立たねばならない管理職に、なりたいと考える人は減っています。終身雇用が崩壊した現在、組織のポジションはリスクでしかないようです。長い年月を仕事に費やして、昇進を目標とすることが当たり前ではなくなったのです。転職を重ねてきた私や、このサイトを訪れているあなたも、昇進を目標として仕事に打ち込む人生ではありませんでした。自分なりの方法論を積み重ね、日々うまくやれていれば、それで十分だったのかもしれません。

そうして、ある日、自分の可能性について気付くのです。

「仕事を繰り返すための毎日を、楽に回している気になっているだけではないのか?」

未知の世界に飛び込んで頑張って仕事に慣れて、そこからさらに冒険に明け暮れるなんて、現実世界では辛いだけです。それなりに社会への適応力を身に付けたのだから、この生き方をしていれば問題ないはずです。自宅と会社を往復する繰り返しの毎日は、辛いことも予想の範囲内だから耐えて来れたのです。退屈な日々に欲を出せば、たちまちイチからやり直し……。

あなたも私も、そう自分に言い聞かせて、いえ、たまには野心的な部分を小出しにしつつ、毎日の不満をやわらげるくらいのことはしてきました。けれど、やがては不満の方が勝ってしまい、自慢の環境適応能力を使って新しい環境に飛び出してしまうのです。

新生活という緊張感ある毎日に適応して、手に入れた平穏は退屈という不満に変わり、そして再び自分の可能性に目を向ける。
このプロセス自体は人が生息分布を拡大して行くのに、大切な習性であったでしょう。あなたがこのように転職を繰り返してきた人生を、後悔したり否定する必要はありません。ただ、同じ事を繰り返すのであれば、少しだけ「より良いやり方」を考えてみるべきでしょう。あなたが転職を繰り返して経験を積み重ねてきたからこそ、ちょっとした工夫で「マネジメントスキル」が修得出来るのですから。

繰り返すというサイクルを、上昇するスパイラルに変えてしまう

「管理能力」を修得するために、あなたがそれほど気負いする必要はありません。「転職して、仕事を覚えて、効率良く毎日を過ごす」という今までのやり方に、「少しだけ成長する期間を延長する」だけで手に入るスキルです。

マネジメントスキルは、価値を生み出す錬金術です。
仕事が見渡せるようになって落ち着くのではなく、管理能力まで意識して修得してしまいましょう。
このスキルが身に付けば、あなたは様々な材料を見出して、価値を作り出すことができます。管理能力 = マネジメントスキルとは、人の上に立って業務指示を出し、スタッフの調整を図りながら業績に責任を持つ能力です。自分だけの仕事で結果を出せば良かった立場からすれば、面倒でありリスクのあるポジションに見えるのは当然のことでしょう。

しかし、マネジメントスキルを期待されるポジションには、実に多くのチャンスが存在します。

・これまで一人でやっていた業務を、簡単に処理出来るようになる
・人の意見に耳を傾けることで、あなたが人を動かせる場面が増える
・問題を解決するための課題を見付け、その対策を考えられるようになる

 これまで一人でやっていた業務を、簡単に処理出来るようになる

管理者になって人のうえに立つと、これまで一人で処理していた業務の難易度が下がります。

これは「管理者の立場を利用して、部下に現場の業務をやらせるから楽になる」ということではなく、あなたの業務処理能力が上がることで起こる現象です。管理者はチームのマネジメントに多くの時間が必要なため、現場の業務に時間を費やす訳には行きません。そのような意識で今までやっていた業務に携わると、「業務を処理していれば成立していた内容程度」であれば、あなたは簡単に処理してしまえるようになっています。

また、管理者であるあなたが現場の業務に手を出す状況とは、部下であるメンバーのサポートに回っている場合がほとんどです。こうした環境で行う業務は、誰であっても高いパフォーマンスを出せてしまうのです。この現象を実感すれば、あなたは「労働環境によって、従業員は効率良く成果を出せる」ということも理解出来るようになるはずです。

「立場が人を育てる」という現象を、まずはあなたの「業務処理能力」をもって体験して下さい。

人の意見に耳を傾けるだけで、あなたのために動く人が増える

管理者はメンバーの意見や悩みを聞くことが、仕事の一つとなります。

個人の話に耳を傾けるあなたは、それぞれのメンバーに共感を示したり、アドバイスをしたりするでしょう。そうした関係を築けば、相手はあなたの指示であれば動きやすくなるのです。単に上から目線で命令したり怒る上司であれば、その上司の下で働く人達は「素直に従おう」とは思えなくなります。上下関係は表面的に従わざるを得ないものですが、共感や尊敬、好感や感謝で築かれた人間関係は、心から協力し合いたくなる信頼関係となるのです。仕事の共通認識をメンバーに持たせ、メンバーの意見を尊重しながら自分の計画を伝えて行けば、チームの総意(=コンセンサス)によって全員があなたのために動いてくれます。

「コンセンサス」を日本語にすると「根回し」という意味にもなりますが、むしろ堂々と「ちょっとみんなに根回ししたいのですが」などとメンバーに明かしてしまえる関係になってしまいましょう。格好だけ取りつくろって、部下に見透かされて陰口を叩かれるよりも、協力を得たい場面では本音を伝えてしまった方がお互い動きやすくなるものです。

常に「自分がメンバーだったら」という相手の心情を考えて接することが、「対人関係能力」を伸ばすために必須となります。

問題を解決するための課題を見付け、その対策を考えられるようになる

管理者としてのあなたが、最もやらなければならない作業は問題解決です。

発生した問題を解決するための課題を見極めて、具体的な解決策を考え出します。突然発生する問題もあれば、今抱えている問題、より良くするための問題など、あなたが課題として捉えて、具体的な対応を出さねばならないことはいくらでもあります。ここであなたは「楽をする考え」という発想も必要となるでしょう。

直面した問題にしても、これから起こるであろう問題にしても、解決するためにはいくつかの課題に対して行動をすることになります。この課題を見極めるには、経験はもちろんですが、「問題を把握して、課題を想定し、対応策を考え出す」という想像力が必要になります。

つまり、あなたは持てる「理解力」や「想像力」、「考察力」を最大限駆使しなければならないのです。管理者はこうした「考える時間」が増える役割なのです。頭の中で思考した「概念」を、具体的な行動へとつなげて行く作業は、「自分の仕事だけに責任を持てば良いこれまでの立場」では経験する機会がほとんどありません。あったとしても、自分の仕事に対する「業務処理能力」が優先されますから、あまり大きな効果を得られなかったはずです。

問題から課題を見極めて、その具体的な解決策を導き出す「課題概念化能力」こそ、管理職から大きく伸び始めるスキルでしょう。

マネジメントスキルとは、三つのスキルが合わさったものである

先に述べた「三つのチャンス」は、「大きくスキルを向上させられる機会」のことです。「業務処理能力」「対人関係能力」「課題概念化能力」という三つの能力は、これまでのあなたにも備わっていたスキルです。しかし、人の上に立って初めて、これら三つのスキルは同時に機能し始めます。

これまでのあなたは、自分の仕事を処理するスキルを前面に出していたはずです。職場の同僚達と良好な関係を築いたり、適度な距離感を保ったりして、対人関係を円滑にするスキルも使ってきました。問題を解決するスキルもそれなりに必要だったと思います。全ては「自分の仕事を無事終えるため」のスキルだったはずです。

あなたは「業務処理能力 > 対人関係能力 > 課題概念化能力」という配分で、これまで仕事をしてきました。ところが、あなたが人の上に立ち、三つのスキルが合わさって機能し始めると、この配分に変化が起こるのです。

対人関係能力 > 業務処理能力 = 課題概念化能力

管理職は仕事で「対人関係能力」を中心として、「業務処理能力」と「課題概念化能力」が同じ割合で発揮されるイメージとなります。現場一線で働いていたこれまでよりも「業務処理能力」を発揮する割合が減り、その分「対人関係能力」と「課題概念化能力」を発揮する場面が増えます。管理者は「対人関係を中心として、業務を処理し、問題を解決する」のです。

「管理職なんて、責任ばかり増えるし、人間関係が面倒になるだけ」

あなたが管理職をこのように考えているのであれば、私はこう答えるでしょう……「大正解!」。業務処理能力を前面に出して、ひたすら仕事を処理してきたあなたにとって、人間関係の割合が増える管理職は面倒に思えて当然です。管理職とは「対人関係と責任が大きく増える」立場にあるのです。

つまり、現場の最前線で働く従業員は「業務処理能力」だけでほぼ成立する立場であり、管理職は「対人関係能力」が大きく影響する立場と言えます。しかし、この比較は無意味だと言えます。何故なら、管理者となったあなたのそれぞれの能力は、人の上に立つ前の能力とは比較にならないほど性能が上がっているからです。

管理職とは「マネジメントスキル」を要求される立場であり、この「管理能力」とは「業務処理能力・対人関係能力・課題概念化能力」を合わせなければ成立しないスキルです。あなたが管理者となった場合、持てるこれら三つの能力を全力で使わなければ、会社が期待する成果は出しようがないのです。しかし、これら三つのスキルを連携させたとき、「仕事を処理する量」と「得られる成果の大きさ」は飛躍的に増えます。

こうした「マネジメントスキルによる効果」によって、あなたは会社に対して次の成果を示すことになります。

チーム単位で業務を考えるので、規模的な作業を効率良く行う仕組みが生み出せます。
効率の良い部分と悪い部分を取捨選択して、限りある人手で結果を導く環境が生み出せます。
同じコストでどう利益を上げて行くか、を考えることで、より多くの価値を生み出せます。
会社は何人もの従業員の「時間」と「能力」を、給料を支払って買っています。
上記のような成果が出るのであれば、「会社にとってマネジメントスキルは錬金術のようなもの」です。

管理職を狙うのではなく、管理能力を手にするのが目的

チームを束ねられる立場であれば、役職にこだわる必要はありません。ただし、「役職に就くのは嫌だ」という考えは捨てて下さい。マネジメントスキルという、あなたにとって上位であるスキルを手にするのが目的であって、「役職に就くか否か」は現時点では「どちらでも良い」ことです。

失敗しても、そこまでの経験がマネジメントスキルとなって、あなたのステータスゲージを上げます。失敗はこれまでにも経験してきたはずです。マネジメントの立場だからといって、即座にゲームオーバーとなるダメージを食らうわけではありません。

より楽を追及するためにも、適切な苦労をしておきましょう。

人が集うところに、必ず組織は生まれます。管理職という明確なポジションではなくても、共同作業する場面や部署内での立場など、その時々によってリーダー格は必要となります。二人一組という場面でも、得意分野によって指示する側とされる側に分かれます。

まずはそうした場面を見極めて、積極的に判断や指示する側を狙って行きましょう。あなたが前に出ることで「あまり苦労せずに達成出来た」という結果を目指して、小さなことから始めて下さい。メンバーが達成感を得るためには、設定した目標をクリアした時点で賞賛も必要でしょう。「自分がされたら嬉しいこと」を、評価する段階でおこなって下さい。

さあ、マネジメントスキルの三本柱としての能力
 業務処理能力
 対人関係能力
 課題概念化能力
が、あなたのステータスバーにセットされました!

この三本柱を組み合わせて、管理能力を伸ばして行くのです。

新生活で自分に手応えを感じ、それまで先輩であった人達と同じ立場で語り、やがて満足して次のステップを探しはじめる。ここまで上手く到達できる能力が、あなたの強みだったかもしれません。転職を重ねてきた経歴を、「傭兵」や「旅人」、果ては「流浪人」などと自嘲してみせるのも、そのような自分が持つ自信の裏返しでしょう。これからも、やはり流れて行く人生は続くのかもしれません。
未来がどうであれ、より強い武器を携えて、冒険を続けた方が心強いに決まっています。

「マネジメントスキルを手にすること」は、根拠のない根性論などではありません。「リターンが見込める多少のリスク」と考えて下さい。
「楽をするための苦労」とは、メンバーの「時間」と「能力」を効率的に運用して「楽をするため」の仕組みを作る「苦労をする」ということです。

マネジメントスキルは、これまでのあなたが手にした能力を整理して、より高性能な能力を生み出すために必要な武器です。この管理能力を「錬金術」と形容したのは、あなた自身をより価値化できるだけではなく、価値そのものを生み出す能力、そこに至るために不可欠な能力だからです。

もし、今の職場に不満や絶望を感じているのであれば、是非とも管理するポジションを狙って下さい。どうせ辞める職場であれば、より高性能な武器を手にするのに遠慮はいらないでしょう。うまく行けば感謝されます、それでも嫌なら辞めれば良いでしょう。もちろん、習慣的に「転職活動」を続けていれば、あなたは自信を持って今後を決断出来るはずです。

今いる職場で「マネジメントスキル習得」を第一目標として下さい。

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